雷鳥は、大阪と金沢を湖西線経由で結ぶ特急列車である。かつては、米原経由で大阪と北陸を結んでいたが、昭和50年の湖西線開業を機に湖西線経由に運行経路を変更、所要時間の短縮を実現した。また、2001年3月1日まで、富山、新潟、和倉温泉などまで足を伸ばしていたが、現在は大阪−金沢のみの運行(定期列車)になっている。それは、サンダーバードの補完的な性格をもった特急として位置付けられるようになったからであろう。
使用車両は、京都総合車両所の485系が中心で489系も見ることができる。また、485系では、貫通扉を備えた200番台、非貫通扉型の300番台、1000番台、そして2003年6月から運用につくことになったパノラマグリーン車の2000番台、2100番台などのバリエーションがあり、それらは未だに国鉄色であることも特徴だ。かつて、新潟まで定期運行していた頃には、新潟の上沼垂(かみぬったり)運転区の485系3000番台や1500番台(国鉄色や新潟色)も使われていた。さらに昔は、キハ80系気動車、583系寝台特急形電車も使われていた。また、ボンネット形の100番台が2003年、惜しまれながらも引退したのは、記憶に新しいところだろう。
なお、多客期には臨時として大阪と新潟を結ぶ「ふるさと雷鳥」が運転されていた。この列車は、一時期京都総合車両所の485系(パノラマクロ編成など)や金沢総合車両所の波動編成(国鉄特急色)で運用されることもあったが、現在は金沢総合車両所の489系での運用に落ち着いているようだ。なお、現在、定期の雷鳥はグリーン車を大阪方先頭車(1号車)としているため、中間車にグリーン車(サロ489)を連結して運行するのは、この「ふるさと雷鳥」だけとなった。しかし、2009年夏以降、その設定は見られない。
2009年10月から運行本数を5往復に減らした。これは、雷鳥に供される485系車両の老朽化に伴うもので、代わりに683系4000番台が増備され、それらはサンダーバード号に吸収された。なお、この流れは平成23年春まで続く予定だが、前倒して早期に置き換えが完了することも考えられ、雷鳥号の去就が注目される。