はまなす号は、青森と札幌とを結ぶ急行列車である。青森、札幌を共に夜遅くに出発し、明朝早くにそれぞれの終着駅へ到着する。
青森発下り列車の場合は、津軽海峡線を経由して函館へ行く。函館からは進行方向を変えて函館本線を北上、長万部から室蘭本線に入り、沼ノ端から千歳線、白石から再び函館本線に入って終着駅札幌を目指す。青森を出た後の停車駅は、函館、長万部、東室蘭、苫小牧、南千歳、千歳、新札幌、終着札幌である。
上り列車は、経路も停車駅も下り列車とは少し異にする。経路で異にするのは、函館本線森駅から大沼駅の間で、下り列車が大沼公園経由であるのに対して、上りは渡島砂原経由となる。また、上り列車は、下り列車の停車駅の他に登別と伊達紋別がある。
基本編成は客車7両編成であり、多客期にはこれに数両を増結して運行することもある。2両のB寝台車(開放型)と、あとは座席車であるが、4号車ののびのびカーペットカーは特徴的である。のびのびカーペットカーは、普通車指定席の設備であるにも関わらず、カーペット敷きで横になって過ごせる設備である。1階席は枕木に平行になるようにして横になり、頭の部分にカーテンによる仕切りがあるだけである。一方、2階席は、落下防止用の柵が仕切りの役割をなし、あたかも個室のような空間を作り出している。
5号車、6号車も普通車指定席だが、こちらは新幹線のグリーン座席を流用した「ドリームカー」の設備となっている。深く倒れるリクライニングは、夜行列車の設備としてはありがたい。その他は、自由席車で、簡易リクライニングシート車となっている。
多客期には増結されたり、3号車の自由席が指定席に変わるなどの措置がとられる。この際、増結される車両や指定席に変更となった3号車は簡易リクライニングシート車となる。
なお、JR北海道とJR東日本の企画乗車券である「北海道&東日本パス」で、普通車自由席を利用することができる。